聖書における統治システムこそ、人間にとって最適なかたちではないでしょうか。
それは部族スタイル、村社会そのものであります。
さて、
皆さんは、次のようなフレーズに出くわしたことはありませんか?
「ここは民主主義に従って、多数決で決めましょう」
「多数決で決まりました。これは民主主義で決まった事なので、、、」
私が学生(小、中、高)だった頃、何度も経験しました。
大人になった今でも、社会で当たり前の何度も目の当たりにします。
多数決=民主主義、と思っている方が多くおられますが、
多数決≠民主主義、多数決は民主主義とは違うものです。
「多数決」:会議などで全体の意見がいくつかに分かれたとき、賛成者の数の多い考えを採用すること。
https://kotobank.jp/word/BA-560532 三省堂大辞林 第三版
民主主義とは、
- 少数派を排除する多数決処理法なのでしょうか?
- 数の論理がまかり通る絶対多数党なのでしょうか?
どこでどう取り違えてしまったのでしょう。
たとえ一人でも、いい考えや案なら、みんなで大事にする
のが民主主義のいいところです。
いいこと(優れた考えや案)をみんなで決めることができます。
以下、参考にしてみてください。
民主主義とはなにか? What is Democracy?
https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/3077/#enlist
英語が原文ですが、日本語訳もあります。
しゃかいの本『こどものとうひょう おとなのせんきょ』 かこさとし著
https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=297
この本は、民主主義について、選挙についてが、とてもよくわかる絵本です。
民主主義が最もよい統治(治める)システムだとは、私も思いませんが、優秀なシステムであることは間違いありません。
また、専制・独裁システムも、一般的によいイメージはありませんが、
良い指導者であれば、それは最高の体制になるのです。
聖書における指導者がまさにそうです。(モーセ、ヨシュア、さばきつかさ、サムエル)
これらの時代、
彼ら(モーセ、ヨシュア、さばきつかさ、サムエル)は、支配者ではなく、
各部族を束ね導く立場にある存在に過ぎませんでした。
支配的な立場にあるのは、各部族の長、
しかし、その部族の長でさえ、あくまで家族の長のようなものです。
ですから、
一族の親として敬われるような存在として、
一族を見守る立場と責任で
兄弟姉妹、子ども、一族郎党たちを背負う存在でした。
言ってみれば、部族の長、一族の長老、
つまり部族社会、
定住する人たちであれば、村社会
それが、聖書に見られる、統治システムなのです。
ところが、これが崩れてしまう出来事が聖書に起きてしまいます。
それは、、、
(続く)
民主主義の理解を誤ってしまえば、どんどんとおかしな世の中になってしまうので、皆さん、正しく理解をして、主権者として微力を合わせて政治に関わっていきましょう。